午前5時30分、K県U港──。入国予定だった海外からの要人が突如として姿を消した。
美浜学園・SORDのメンバーは失踪事件の捜索支援を開始するが、消えた【荷物】を捉えようとする度に、それは手の中から逃げていく。
美浜学園の姉妹校「京船桜が丘」SORDのメンバーである、双子姉妹との協力および確執。
そして──夜の街を疾走する謎の女ライダー「ソウル・スピード」の噂──。
追跡はやがて壮絶な死闘となり、心身ともに引き裂かれてゆく。
しかしそれは、レナとハルトの出逢いにまで遡る過去への旅でもあった。
「──キミは何が得意ですか?」
「ただの泣き虫で弱虫です・・・人を殺すことしか出来ません・・・」
「・・・私を買うつもりですか・・・?」
「値段次第かな・・・」
彼女は救われたのだろうか?その行き先が、たとえ地獄だったとしても。

ミラクルニキ〜ニキのおきがえダイアリー〜(単話)