瑞獣に選ばれた少女がたどる数奇な運命
舞台は騒乱の時代。
時の皇帝は病に倒れ、治世は乱れ、人々は平和な世を求めていた。
主人公は幼い頃母親と死に別れ、
数年前に勉学と礼儀作法、兵法などを教えてくれていた父親も失ってしまう。
他に頼れる親類縁者もおらず、荒れる都で一人暮らしていた。
そんなある日、主人公は国の瑞獣と言われている羽兎(うと)を見つける。
羽兎は荒れた世に降り立ち、平穏な世に導くと国では言われている伝説の存在。
目を疑う主人公に羽兎は
「貴女こそ国の天命を見極めることのできる方」
と言い、主人公の中に姿を消してしまう。
羽兎に選ばれたことにより、主人公の運命が大きく動き出す。
彼女が運命の果てに見る光景は――。
まだレビューはありません